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■Vol.58 クリスマスパーティー
■Vol.57 マダム谷川料理教室
■Vol.56 シャルトル
■Vol.55 le jour hivernal
■Vol.54
Les Paris sont Ouverts no.2
■Vol.53 Les Paris sont Ouverts no.1
■Vol.52 フランス語パーティー
■Vol.51 Petit a petit
■Vol.50 また行きたくなるお店
■Vol.49 ASTIER de VILLATTE
■Vol.48 言葉の限界
■Vol.47 マダム谷川料理教室
■Vol.46 パリ食いしん坊日記
■Vol.45 La Licorne
■Vol.44 新年のご挨拶



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クリスマスパーティー (Vol.58)


12月22日(木)に、エスカリエ・セーでフランス語レッスンを受講されている方たちのクリスマスパーティーがありました。もちろんフランス語を学んでいない方でも参加できるパーティーです。

「アー・ベー・セー・・・」から始まった初心者の方も、期間をおいて再開された方も、フランス人講師メリナ先生と共に少しずつ上達していく姿を私は時々目にしていました。「ねぇ、宿題やってきた?」というのが生徒さん同士の挨拶みたいなもんで、早くから来られてカフェで予習をされている方もいました。私は、英語なら簡単に分かるフレーズでも、フランス語となると全く聴き取れないレベルなので、だんだんと長い文章が読めるようになってきている生徒さんを横目に、「私も分かるようになりたいなぁ」と思うようになってきました。

以前パリに行った時、買い物は英語で対応できるスタッフも多かったし、心強いマダム谷川が一緒だったので何も心配することはなかったけれど、「ボンジュール、マダム」と迎えてくれたレストランのギャルソンに、「今日のおすすめメニューは何?」と、次回はフランス語で会話してみたいものです。

最近、外資系の証券会社に勤めている日本人の女性とその友人(アメリカ人)と、私と私の友人との4人でランチをする機会がありました。アメリカ人の女性は、私と友人には簡単な単語を使いしゃべってくれるのでなんとか理解はできていましたが、外資系証券会社の女性とアメリカ人の女性との二人の会話を聞いていると、そのナチュラルスピードにはついていけず、ほとんどが何をしゃべっているのか分かりませんでした。

以前、テープリライトの仕事をしていたことがあるのですが、録音テープを聴いて原稿に起こすときに、自分が知っている言葉はきちんと聴こえてくるのですが、専門用語など日頃聞きなれない言葉は耳に残らず通り過ぎてしまいます。それと同じで、語学もやはり、ボキャブラリーを増やしネイティブの発音で単語を聴き取れるように努力することだと思います。何に関してもそうですが、上達するためには日々の積み重ねが大切ですね。(Tomiko)



2005/Dec.
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マダム谷川料理教室 (Vol.57)


やっと参加できたマダム谷川の料理教室。
マンネリ化した我が家の食卓に変化を!!と。 しかも、 フ・ラ・ン・ス料理!

高級食材を使った堅苦しいフランス料理ではなくどこでも手に入れることのできる旬の食材を使い手軽に作れるフランス家庭料理。
ちょっとしたコツやポイントを教えてもらうと、たちまちお洒落な食卓に。

例えばグレープフルーツの果汁につけたマグロのカルパッチョ、リンゴと煮込む豚肉、サワークリームを使うキッシュ。

当日はとても和やかな雰囲気でとっても楽しく料理を教わる事ができました。
一緒に参加してくださった皆様、そしてマダム谷川に・・・Merci!!!(Y.H.)


2005/Dec.
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シャルトル (Vol.56)


3度目のフランス旅行。
パリのモンパルナス駅から電車で約1時間の場所にあるシャルトルへ、日帰りの旅へ行きました。早起きで、眠い私は、電車で隣に座った親切なマダムに、「到着したら起こしてあげるわよ。」と声をかけられた。(多分、こう言ってくれたはず。)

到着。シャルトルのノートルダム大聖堂へ。

ステンドグラスが素晴らしい、と有名な場所です。そこは、灰色の壮大な教会でした。曇り空の下で、少しさみしい顔に思えた。ところが中に入ると、その灰色は、たくさんの色を隠し持っていたのです!ステンドグラスの見事な色の光。アンティークのアクセサリーを眺めるときの、トキメキに似た感覚がしました。

外に出て、再び見上げると、やっぱり灰色のさみしい顔。なんだか、もの静かだけど熱いものを持った人を見たような気分でした。

ここでの思いを大切したいな。
記念に小さなペンダントトップを購入してこの場所を後にしたのでした。(Mari)



2005/Oct.
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le jour hivernal (Vol.55)


フランス人の友人にこんなタイトルのメールを送ると。あなたは何て詩人なのだろうと褒められた。外国語でメールや手紙を書くときには、自分がどれだけ注意深く慎重に言葉や言い回しを
考えても、ネイティブにとってみると奇妙な言葉がどこかしらに並んでしまうもの。英語はまだしも、フランス語ではなおさら。女性形や男性形を間違えてしまったり、動詞の活用すら間違えてしまうこともある。

正確なフランス語を書くのはなんと繊細な心遣いが必要とされるのだろうとしばしば思うもの。文法やスペリングを間違えてしまう分、それを補ってくれるよう私が書き込むのは、フランス人にはきっと思いつくには難しいであろう、言葉の組み合わせ。自分の単語帳を開いて、そこに気に入った単語があるなら、それを一つ拾って、jourであったり、moisであったり、そんなとても一般的な言葉と一緒に組み合わせてみる。

le jour hivernal

私の単語帳の中にあった、hivernalという単語。それが一つの美しい響きに変身したような気になる。そんな偶然から生まれる言葉であるけれど、確実に何かしらのニュアンスを持っていて、
もちろんこの言葉を受け取る側のフランス人も少しばかりの奇妙さと共に、詩的な感情を受け取ってくれたよう。

甘美な死体。美術史をかじった人であればこんな単語をきっとどこかで耳にしたことがあるでしょう。シュールレアリズムの芸術家たちが始めた遊びの一つで、一つ一つはとてもリアルで、日常的なものなのに、その組み合わせ次第で現実を超える(シュールレアリズムそのものの意味)ものになりうるということを証明してくれる一つの言葉の組み合わせ。少しのウィットで日常的なものをずっと詩的な感覚で表現できるのだなと感心させられる。

ここ数日パリは青空が続いて、一時垣間見せたle jour hivernalの空気は一旦どこかへ行ってしまったよう。秋の空気の中に、ふと冬の空気を感じようとしてしまうのは、私にとっては冬という
季節がパリに一番似合う季節と思っているところがあるからなのでしょう。

ヴァカンスの間に出かけた国の美術館で、一枚の絵に出会った。アンドレ・ドランという画家の描いた冬のサンミッシェル大通りのアパルトマンから望むセーヌ河。フランスではない国でこの一枚に出会ったとき、とてもフランスを恋しく思ったのは、きっとパリの街の美しさを存分にこの絵画が放っていたからなのでしょう。(Tomo)


2005/Oct.
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Les Paris sont Ouverts! no.2 (Vol.54)


僕にとってお馴染みのパリの散歩コースをご紹介する第2弾!
今回はサンマルタン運河からほど近い、ここ最近おシャレなエリアとしてたびたび話題に上るオベルカンフ界隈をご紹介します。

メトロ3番線のパルマンティエ駅(parmentier)からまっすぐ延びるオベルカンフ通(rueOberkampf)はバーが軒を連ね、キッチュな雑貨屋やカフェが立ち並ぶ人気急上昇の夜遊びエリア。かつては主にアフリカ系移民が多く住む場末の町でしたが、家賃の安いこのエリアにはマレやバスティ
ーユから移り住んだ若手アーティストが倉庫や工場跡地を有効活用してアトリエを作り、またそんな彼らの集まるカフェやバーも古い建物を改造した、決してスノッブでスタイリッシュなカフェではないが個性的なお店が多く、一躍オシャレエリアへと変貌していったのです。

僕のお気に入りのカフェレストラン「シャンボン」はオベルカンフ人気の火付け役となった中心的なカフェで、ダンスホールを改装したレトロなインテリアが人気です。その他にこの通りにはギャラリー併設のアート本を扱うお店を発見!またお気に入りの店ができて満足満足。
そんなオベルカンフ通りを北に曲がれば中華街とも知られるベルヴィルで本場ベトナム麺フォーが堪能できて、南へ下ればピアフやショパン、モジリアーニが眠るペールラシェーズ墓地があります。

パリへ行ってしまうといつもと同じ、変わらないパリが待っていてくれますが僕のいつもの散歩道は同じルートを辿りながらも小さな変化を見つける喜びがあるのです。次に通るときはどんな変化のあるパリに出会えるか今からワクワクです。それでは続いてオベルカンフからマレ地区に向けてまた歩き出すことにしましょう。つづく・・・(totti)

2005/Oct.
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Les Paris sont Ouverts! no.1 (Vol.53)


パリのお散歩!ちょっとパリまでおでかけ。
いよいよ行楽の秋到来!10月の予定はもうお決まりですか?行楽、食欲、読書もぜ〜んぶまとめて秋を満喫するなら、せっかくだからちょっとパリまでおでかけしちゃおう。

観光地としてのパリではない日常の生活の延長線みたいなラフなパリも結構楽しい。今回からそんなパリの過ごし方をご紹介!ということで、ラフに楽しめるサンマルタンへ。

東駅より徒歩8分ほどのところにあるサンマルタン運河を目指すと映画アメリでお馴染みの光景が広がり、運河には遊覧船が行き交い、たくさんのベンチにはカップルや仲間が集う憩いの場。そして運河沿いのQuai de Valmyはオシャレなブティックやアートがいっぱい!当店でも扱いの
あるAntoine et Liliは4色のカラフルな外観でブティックに雑貨、カフェが建ち並ぶ。ちょっと南下するとオレンジ色の外観のおしゃれな本屋やいつ行ってもにぎやかで料理も評判なカフェCHEZ PRUNE。ここを右に入るとrue Beaurepaire。これがまたかわいい雑貨屋、電気屋、ブティックなどが混在するおしゃれでいて気取りのない通りで必ずここに来たくなるような発見がいつもあるのです。中でもオススメの本屋、Ofrはアート関連の本やファッショナブルな写真集が揃う。ここで手に入るフリーペーパーはオシャレであれこれ使い道がありそう。

それではサンマルタン運河を渡って今話題のオベルカンフにくりだそう!次回のお楽しみということで。(totti)

2005/Sep.
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フランス語パーティー(Vol.52)


8月11日、フランス語のレッスンの生徒さんを中心に、恒例のパーティーが開かれました。
お楽しみといえば、皆さんの持ち寄るパーティー料理。オリーブ、ポテト、おにぎり、たこ焼き、ゴーヤ料理etc... たくさんの料理を囲んで乾杯!

注目は、フランス人のMelinaの手作り <Cake au jambon>。
見た目は、私の母が作ってくれたお弁当の、ハムの入った卵焼きに似ていました。
その卵焼きのように<Cake au jambon>は、フランス人には身近な料理なのかな?
ハムとチーズの(ケーキの)素朴な味に、思わずそんな事を思いました。
とてもおいしいと皆さん大絶賛でした。

パーティーは、自然におしゃべりの輪ができ、普段しているお仕事の話や、おいしいレストランの話などで盛り上がりました。
お腹いっぱいになっても、「ここから離れられないね。」と言いながらついつい食べてしまったりも。

あっと言う間に、パーティーは終了。
笑顔で帰宅してゆく皆さんの姿に、私は、とっても満足気分になりました。(Mari)

2005/Aug.
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Petit a petit(Vol.51)


7月28日、念願のテーブルとイスをようやく手に入れた。広いアトリエの中、1人で小躍りするくらい嬉しい。私が1歳のとき、我が家に電気冷蔵庫がやってきたらしい。数日間小さな私は、冷蔵
庫の前に行っては、「あっ、レ・イ・ゾ・ウ・コ!!」と叫んでいたらしいから、そのとき以来まさに
44年ぶりの胸のときめきって感じかしら。

Rue de vieille du Templeにある60年、70年代の家具を扱っているアンティーク屋さんで見つけたそれは、70年代のデンマーク家具でイスのフォルムとグリーン・グレイのテキスタイルの色にひとめぼれ。

翌日、お店のマダムとムッシューとでパリのアトリエに運び込んだ瞬間、3人ともおもわず「なんてぴったりなの!!」。アパルトマンの外観から想像しなかった内装に感激しているマダム
(Marie)は、「ここのカウンターにはハイ・チェアーが必要ね・・・」なんて頼みもしないのに他のレイアウトまで考え始めた。

今はまだ年に何日しかいないこのアトリエに、お気に入りのものが少しずつ増え始めた。 私の密かな企みはつづく・・・。(Ryoko)

美しく魅力的なマダム(Marie)のお店
FIESTA GALERIE 45
rue Vieille du Temple 
75004 Paris
Tel: 0142715334
2005/Aug.
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また行きたくなるお店(Vol.50)


友人が勧めてくれたお気に入りのお店。大井町駅から徒歩2分の所にある「とんかつ 美竹」は
長居をしたくなるようなファミリーな雰囲気。昼間の定食は、生パン粉がサクサクとジューシーなひれかつの他、シイタケが入ったメンチかつ・ナス丸ごと1本にひき肉をはさんで揚げた「はさみ揚げ」が自慢の品です。夜には、各種揚げ物の他、こんにゃくのゆずみそなど1品料理や口にとろけるお刺身がお酒のおつまみによく合います。

ママさんこと澤田早苗さんは、笑顔が素敵で美しく、その明るい人柄で地元では人気のお店。
また、知る人ぞ知るマリナーズのイチロー選手のお父さんのお気に入りのお店です。店内には、米大リーグの年間最多安打記録の時のお宝グッズなどが並んでいます。
イチロー選手というと、私の中ではオリックス時代から「男らしい男」の代表のように思ってきました。記録達成インタビューでのコメントを読んだことがありますが、その中の「苦労と結果の積み重ねなんです。」という言葉が好きです。苦労をしたから結果がついてくる。その積み重ねで今がある。その苦労の目的は、いつまでも打席に立ちたいから。いくら天才でもそんなに簡単に偉業を成し遂げられるわけはないですよね。そのストイックな日常の裏には、イチロー選手を育てた家族の愛があるんだということがママさんのお話から知ることができ、ますますイチロー選手が好きになりました。

イチロー選手も帰国の際にはこのお店に立ち寄ることもあるそうな。きっとママさんと息子さんが温かく迎えてくれるその人柄が安心できるお店なんだと思います。「一期一会」という言葉をお店に掲げているように、お客を大切に思ってくれている気持ちが会話の中から伝わってくるので、一度訪れた人はまた足を運びたくなるお店なのかもしれません。「苦労と結果の積み重ね」で美味しい料理とお酒を出してくれるこのお店に、また行きたいと思いました。(Tomiko)

営業■11時半〜14時
     17時〜21時半
休日■土・日・祝日
電話■03-3471-1101
2005/Jun.
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ASTIER de VILLATTE(Vol.49)


ある日の青空。vendredi dernier.
緑と紫の記念日。

一年の中には沢山の記念日が散らばっていて、日々を重ねるごと、人と出会うごとに記念日がふえてゆく。私の誕生日はもちろん、私にとっての最初の記念日で、大切な人の記念日も私の記念日になる。

記念日のカレンダーを私は持っていて、そこにはそれぞれの日付にそれぞれの名前が刻まれている。その名を眺めながら、一年に一度遠く離れた友人を想い、家族を想う。もちろんそばに居てくれる友人にはとっておきの贈り物を探す。贈り物というのは、その人の感覚や感性といったものがもっとも良く反映されるものだと私はいつも思っていて、相手の雰囲気を想像しながらも、そこには選ぶ本人の世界が広がる。

数日前から、友人の記念日に心を弾ませて、贈り物を探して巴里の街を歩く。パレ・ロワイヤルのすぐそばの、白い陶器のお店を見つける。今回の記念日に私が探し求めていたのは朝の光の似合う白い陶器のカフェオレカップ。

お店の中には、職人の手から生まれた洗練された白い陶器が並べられている。心なしかお隣のお店のショーウィンドーよりも、太陽の光をまぶしく反射させているように感じる。

このカフェオレカップを一つとお店番の若い男の子に頼むと、じゃあ自分の好きな一つをちゃんと選んで。と、返ってきた。

一つ一つ職人が作っているので、どことなく色であったり手触りであったり、形であったりが異なっている。それぞれが少しづつ異なる光の反射を見せる。形は確かに西洋のものだけれど、もともと和食器が好きな私をこんなにも魅了させるこの陶器はやはりどこか和食器のあのいびつで、ざらざらとした肌触りを彷彿とさせる。つるっとしたよくある洋食器に比べると、ざらっとした和食器やここのお店の少しいびつな白い陶器はあたたかな温もりのようなものを感じさせてくれる。

棚の奥のものから全部を見比べて、やっと一つを選び取る。記念日を迎えた友人が気持ちよく最初の一日を始められるような、そんな白いカフェオレボールを。(Tomo)

ASTIER de VILLATTE
173,rue Saint-Honore 75001
2005/Jun.
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言葉の限界(Vol.48)


外国語で話すとき、単語力不足に度々苛立ちと情けなさを感じてしまいます。伝えたいことが相手にきちんと伝えられないもどかしさは、大人になって母国語で話していても経験することですから幼い子供はなおさらです。
 
私は今でも幼い頃のある出来事を思い出します。
幼稚園に上がる前のことですから、おそらく3,4歳だったのでしょう。夏休み小学生のいとこたちが、毎朝1粒ずつ大事そうに口に入れる肝油ドロップが羨ましくて仕方ありませんでした。両親に
「甘くて、朝食べるもので、入れ物に入っているもの・・・」を買ってくれるよう頼みました。なにやら両親が話し合っています。「分かった。買ってきてあげるよ。」と父。 さて、夕方父が帰宅。今でもそのときの光景と落胆を覚えています。台所のテーブルに置かれたのは、イチゴジャムの瓶でした。
 
そんな話を娘にすると 「そんなことよくあったよ」と。
彼女が1歳の頃、食事のときはくまちゃんの絵の付いたプラスチック製の前掛けを付けさせていました。前に大きなポケットが付いていて落としたものがどんどん溜まっていくので、その中に手を入れ、また口に運ぶ姿は愛らしく、おとなしくいつまでも食べ続けている母にとってはラクチン・エプロンでした。が、プラスチック製の首ヒモが首に食い込んで痛かったらしく、装着時は憂鬱だったそうです。「首を振っていやいやをしても無理やり付けさせられた」と言うのです。更には、離乳食のとき私が娘に食べさせる1さじ1さじの間隔が短かったらしく 「まだ口に入っているのに次々入れられて嫌だったけど喋れないことが辛かった」らしいのです。

そんなことを聞きながら伝える能力もさることながら相手の気持ちを察する能力も劣っているのね・・・とまた自己嫌悪。子供って大人が思っている以上にいろいろなことが分かっているのですね。コワイ、コワイ。(Ryoko)
2005/May.
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マダム谷川料理教室(Vol.47)


3月11日(金)と18日(金)の2回にわたり、エスカリエ・セーにて料理教室が開催されました。
今回のメニューは、白身の刺身サラダ・ポークのハーブ焼き・じゃがいものグラタン・リンゴのタルトでした。

刺身サラダには、ワンタンの皮を揚げたものとクラッシュピーナッツを加えることで歯ざわりも楽しめる一品となりました。またコリアンダー(パクチー)もちぎって入れ、その香りが和風ドレッシング(ラー油も少々入れました)と相性よくおいしくいただけました。コリアンダーの香りを嫌う人もいるようですが、私は、ハーブはどんな料理にも彩り程度にはよく使っています。

豚肩ロースは、オリーブオイル・ローズマリー・タイム・塩・こしょうを入れてよく混ぜ合わせフライパンで焼く簡単料理ですが、生姜焼きが多い私には、あっさりとした中にハーブの香りが効いていたエスニックふうの焼き方も、また自宅でやってみようと思えるものでした。

教室に参加してくださる皆さんはお料理に興味を持っていらっしゃる方たちばかりなので、調理道具や調理方法に話題が広がり、ためになる話を聞くこともできます。日本人は道具をたくさんもち過ぎ、台所には所狭しといろんなものがあふれ、それを入れるスペースがだんだんなくなってくるわ、という話になりました。中には「するめ焼き器」を持っていらっしゃる方がおられ、網で焼くと曲がってくる「するめ」をいかにまっすぐに焼くかという苦労話をお聞きし、ある意味、まっすぐ焼くことにこだわり、ついにその器具を購入したという心意気に感心し、お腹をかかえて笑ってしまいました。

また、野菜の水切り器を買おうかどうかと迷っている話題には、大きな布巾に野菜を入れて、両手でぐるぐる回すのがフランス人のシンプルなやり方だと、マダム谷川に教えてもらいました。野菜を回して水分を飛ばすという原理は同じこと。これを頻繁にやっていると、運動不足でちょっとたるんできた二の腕もましになるかも・・・。

今回は、洋服のオーダーメード作家、雑貨デザイナーの方たちも初参加。話題が途切れることなく、昼間からのワインにほんのりと酔いがまわり、心地よい時間を過ごすことができました。
(Tomiko)


2005/Mar.
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パリ食いしん坊日記(Vol.46)


1月25日(火) 
夕食・・・18:00 JAL405便にてパリ着。今回の旅は、母とその友人Wさんとが同行だ。1時間ほどアトリエで休憩後、ノートルダム寺院脇のRue St Jacquesにある“MIRAMA”(中華料理店)にて名物の海老ワンタンスープを食べる。12時間機内に缶詰になった後は、この1杯がおなかにちょうどいい加減だ。プリプリとした海老とスープが冷えた体をじんわりと温めてくれる。食後、夜のセーヌ川を渡り対岸のHotelde Ville の駅まで歩く。冬のパリは冷たく、けれどまるで喪服を着た貴婦人のような美しさ。冬のパリも好き。

26日(水)
朝食・・・8:00 アトリエ近くのお気に入りのカフェへ。その場で 絞ってくれるオレンジジュースとクロワッサン、タルティーヌにジャム、そしてクリーミーなカフェオレ。しめて7ユーロ。外はまだ暗い
昼食・・・13:30 サンジェルマン・デ・プレで買い物途中、クレープでも食べようかと入った小道にふと目に入ったブラッスリー。入ってみるとギャルソンの接客も素晴らしく客筋もなかなかいい。美味しいものが食べられそうな予感。前菜にルッコラのサラダ、とってもみずみずしいメインにはひらめのソテー。母とWさんは、Boeuf Bourgignon(牛のワイン煮込み)。それぞれが実に丁寧にきちんとした素材で作られている。味も良し。思ったとりで大満足。何気なく入ったこのお店実は、6区内に4件の店を持っているらしい。モンパルナス店のシェフはなんと日本人らしい。メニューが分からなければ、厨房から出てきて日本語で説明してくれるとのこと。

Chez Fernand  13,rue Guisarde 75006 Paris
127,bd du Monparnasse 75006 Paris 

夜・・・19:30 Arrive et Departのマツドアケミさんと待ち合わせ。ホテル近くでクスクスを食べる。クスクスっててんこ盛りになっ て出てくるけど これ全部平らげる人っているのかしら・・・ とにかく食後の甘くミントたっぷりのミントティーははずせない。

27日(木)
朝・・・8:00 近くのおいしいパン屋さんでバゲットとクロワッサン、ショッソン・ポム。それからここの名物 Pave deDaumenil を買ってアトリエでみんな揃って朝食。ショッソン・ポムは パリに住んでいた頃娘の大好物だった。よく学校帰りに買ってやったものだ。
昼・・・13:30 Rue St Anneのうどんの国虎屋へ。オーナーの野本さんとは家族ぐるみのお付き合い。パリに来ると必ず立ち寄る店だ。私のお気に入りは豚汁仕立ての“国虎うどん” と 冷たいうどんにお揚 げ、天かす、薬味満載の“冷やし山動物園”。休憩なしで開いているので、3時、4時と昼食のタイミングを逃したとき、小腹の空いたときには至福の一杯になること間違いなし。
夜・・・20:30 木曜の夜はデパートが遅くまで営業している。プランタンなら22:00まで開いている。だから、今日は夕方一度アトリエに戻ってお昼寝した後、18:00〜20:00プランタンとギャラリーの中をうろうろ。今日からバーゲン最終週に入りすべてのデパートで物によっては更に30%の値下げにな る。ただでさえ人の多いプランタンとギャラリ−は、夜だというのに人、人・・・“やっぱりボンマルシェが好き・・・”と思いながらデパートを後にする。冷たい雨まで降ってきてちょっぴり心細くなる。
まずはメトロMadelaineを目指して歩く。途中大したレストランもないが、そういえば・・・ポトフの店があったと“Roi du Pot−au−feu”へ。冷えきった体を温めるには最適だ。狭い店内にはカウンターや入口にまで順番待ちの人で埋まっている。どうやら考えることは同じらしい。夜のメニューは、今の季節実質ポトフのみだから、10分以上待ったとしてもお皿が運ばれる時間はほんの2,3分だ。すっかりやわらかくなった牛肉と味のしみた大胆な野菜たち。日本の“おでん”に近い食べ物だから、家で4人分作ったものよりはこうやってどんどんと材料を足しながら作られるポトフはなんともいえない旨みがある。そしてなんといってもポトフに欠 かせないのが牛骨の髄。これをカリカリに焼いたバゲットにたっぷりと塗りつけ岩塩をパラパラと振りかけて食べる。病みつきになる美味しさだ。ごちゃごちゃとした店内で皆で同じものを食べていると、なにやら不思議な連帯感が生まれてくるから面白い。

28日(金) 
朝・・・8:00 また例のカフェへ
昼・・13:00 デパート“オー・ボンマルシェ”のカフェで・・・しばらく閉鎖中だった本館3Fの家具売り場奥のカフェが再開。食品館2Fのカフェスペースもクレージュ風近未来的インテリアでオススメだが、私はどちらかというと窓一面にパリの街並みが広がるこちらのカフェの方が好き。メニューは、サラダやスープなどヘルシーなものばかり。味も良し。一人でも落ち着けるとてもいい空間だ。
夜・・・20:30 15区 Duplex駅近くにある韓国料理店“URI”へ。この店との付き合いも長い。前のオーナーからだから20年になる。今のオーナー・リーさんと料理を作っている奥さんが笑顔で迎えてくれる。今でこそ日本で韓国料理はメジャーだけれどチャプチェもチヂミも私はこの店で知った。やはりここの味付けは私の口に合う。

29日(土) 
朝・・・8:30 またまた例のカフェへ
昼・・・14:30 “Premiere classe”展示会へ行く前に腹ごしらえ。またまたボンマルシェのカフェで。
夜・・・20:00 取引先のKさんと16区 Rue de laTour にある“Comme des poissons”へカウンターのみの小さな店だがネタも豊富で美味しかった。

30日(日) 
朝・・・例のパン屋でクロワッサンと Pain aux raisainsを母とWさんが買って来てくれる。パリ最後の 朝食だ。日本から持参したサトウのごはんをチンして、明太子としじみの味噌汁と山形の美味しいお漬物が食卓に並ぶ。なんだか最後に持ってきた日本食を無理やり食べてる気がしないでもないが、やはりそこは日本人素直においしい!このフリーズドライのしじみのお味噌汁自分で作るよりよっぽどおいしい。私の渡仏に欠かせない1品だ。
昼・・・Vanvesの蚤の市の後、モンパルナスにあるクレープ屋さん“Creperie Josselin”へ。
なんとこの通りのほとんどがクレープ屋さん。ブルターニュからの列車の発着駅モンパルナス駅周辺はクレープ屋が多い。ブルターニュは日本の山形のようなところ。自然の厳しく貧しいブルターニュには、昔、そば粉が主食だったようだ。このそば粉のクレープは見た目よりずっとあっさりしている。特に ここJosselinのクレープはそば粉が多くファンは多い。私は、大抵いつもシンプルにハムとチーズのクレープを食べ、デザートにレモンのクレープで締める、といった感じ。今日は日曜日。家族づれのお客さんでとてもにぎやか。

(Ryoko)
2005/Fev.
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La Licorne(Vol.45)


2005 fevrier, apres la petite pluie.
朝起きると、冬の太陽が既に昇っていた。だんだんと、朝が早くなり、一日が長くなってきている。巴里の冬の空気の中にも少しづつ新しい季節の欠片が見つけられるような気がする。

冬の青空はいつになく、青く感じる。雲ひとつない時にはなおさら。
それでも石畳は湿っていて、にわか雨の存在に気が付く。
自分だけが傘も帽子も持たずに出かけると、何だか少し特別な気分がしてくる。
それでもメトロに乗って、左岸へついた頃また気まぐれな巴里の空はしとしとと冷たい雨を降らせる。そんなある日の逃げ込んだ先が左岸のクリュニー美術館だった。

偶然に出会った美しいタピスリー。mon seul desir  (私の唯一の願望)不思議な魅力を放つそのタピスリーの一枚にはこんなタイトルと共に美しい女性と一匹の一角獣が描かれている。
一角獣。それは、ヨーロッパにおける想像上の動物であり、その角で作った杯はどんな毒をも消してしまうという。

このタピスリーをこよなく愛する一人の少年が始めた小さな宝石のお店が今回のお店。
La Licorneとはフランス語で一角獣のこと。その少年の名はムッシュー・プティ。1898年創業のその工場はその小さな歴史を1975年に閉じたものの、今はマレ地区に小さなお店を残した。現在は孫娘のマダム・クロシェットが、このお店を大切に守っている。と言っても彼女も既に美しい白髪のおばあちゃま。

お店に入ると、所狭しと並べられたアンティークの宝石の中から彼女の声が聞こえる。
物静かな女性だが、お店の歴史を話し出せば、小さな頃の大切な思い出を語るように少し遠くを眺めながら、ゆっくりとゆっくりと話し始める。

このお店のコレクションは、多くが彼女のおじいさまにあたる、ムッシュー・プティの工場から生み出されたもの。おじいさまから三代にわたり彼女に託された宝石たちを、家族の絆と共に彼女は大切なお客様に手渡していく。

「とっておきのものを見せてあげるわね。」と、彼女がお店の奥から持ってきてくれたのは、未だにそしてこれからも誰のお客の手にも渡らないであろう、一角獣のコレクションだった。大好きだったあのタピスリーから、おじいさまが発想を得て仕上げたコレクションの最後の一つを彼女は形見のように大切そうにしてる姿が印象的だった。(Tomo)



La Licorne
rue de Sevigne
(カルナヴァレ美術館向かい)
クリュニー中世美術館
musee national du moyen age
6,place Paul-Painleve

2005/Fev.
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新年のご挨拶(Vol.44)


あけましておめでとうございます。

はやいもので、エスカリエ・セーも今年で3年目に入ります。
この二年間 実に多くの出会いがありました。
自分の未熟さゆえに行き詰まったり、自己嫌悪に落ち込むこともありましたが、そのほとんどの日々がお店に出ると滅入っていた気分も晴れて充実した楽しい日々でした。
 
エスカリエ・セー オーナーである私の自慢は、お互いを尊重しながらいつも笑顔でいてくれる素晴らしい5名のスタッフです。
 
これからも 尚一層の誠意とまごころをもってお客様への対応をスタッフ一同心がけてゆきます。
どうぞ今年もお引き立てくださいますようお願い申し上げます。
                
                 2005年正月
                                  エスカリエ・セー オーナー 谷川涼子

2005/Jan.
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